宮城県大崎市の酒造メーカー「一ノ蔵」で、「初呑み切り」と呼ばれる酒の品質などを確認する行事が行われました。

 ずらっと並んだ164本の日本酒の瓶。これらは昨年度に酒造りした貯蔵中のタンクから取り出したお酒と市販用のお酒です。

 「初呑み切り」とは、その年の酒造りが始まる前に、貯蔵中のタンクを開け少量を取り出し、きき酒により品質などを評価する大事な行事です。

 杜氏や蔵人たち50人は、少量を口に含み品質と熟成の進み具合などを確かめました。

 一ノ蔵・門脇豊彦総杜氏「思い描いた以上に仕上がりは良いと思います。今年のお米の出来具合を見ながら新しい年の(新年度の)新酒を造っていきたいなと」

 「一ノ蔵」では、9月3日に酒米の稲刈りをして、24日に新酒の仕込みが始まる予定です。