先週末のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は先月に付けた史上最高値まで23ドルに迫りました。市場では今週、アメリカの主要な株価指数が最高値を更新するという見方が広がっています。

三井住友DSアセットマネジメント 市川雅浩氏 「週末のパウエル議長の講演で大方の予想通り実質的には9月利下げを(明言)した形になっている。マーケットには安心感が出ていると思います。8月に入って大きく下げましたが、そこからの買い戻しが継続していく可能性が高いと見ています。ダウ平均については史上最高値を更新していく可能性が高いと見ています」

 一方、日本株は上値が重い展開が予想されています。FRBのパウエル議長が利下げの姿勢を示したことで、外国為替市場では円買い・ドル売りの動きが広がり円高が進行しているためです。

市川氏 「日本株にとってはアメリカ株の上昇というプラス要因と、円高というマイナス要因が拮抗(きっこう)する形で、3万8000円台でもみ合うような展開が続くか」

 また、28日に発表される半導体大手「NVIDIA」の決算が、日米の株価を左右することになりそうです。

市川氏 「もう一段水準を切り上げていくには、やはりNVIDIAの決算で内容的に好決算が確認できればアメリカのハイテク株にとって強い材料になると思いますし、日本の半導体関連株にもプラス材料になるかと思います」

(「グッド!モーニング」2024年8月26日放送分より)