バングラデシュで首相を辞任に追い込んだ学生らの一連のデモについて、暫定政権の高官は合わせて1000人以上が死亡したと明らかにしました。

 バングラデシュでは、公務員の採用枠を巡る学生らの抗議活動が7月政府への大規模なデモへ発展し、シェイク・ハシナ首相を辞任へ追い込みました。

 その後、暫定政権が発足し、デモは沈静化していました。

 こうしたなか、ロイター通信によりますと、暫定政権の高官は29日、一連のデモにより1000人以上が死亡したと明らかにしました。

 さらに、失明した人や足をけがして切断を余儀なくされた人も大勢いたということです。

 ロイター通信は1971年の独立以降、最悪の事態になったと報じています。