秋の高校野球宮城県大会の地区大会で、仙台育英の新チームが初戦を突破しました。夏の甲子園出場を逃した悔しさを胸にセンバツ出場を目指します。

 夏の宮城大会では決勝で敗れ、甲子園にあと一歩届かなかった仙台育英。

 30日にセンバツにつながる秋の宮城県大会の地区大会初戦で、仙台一高と対戦しました。

 1回裏のチャンスの場面で、満場一致で選ばれた新キャプテン佐々木義恭がスクイズを決めて1点を先制します。

 仙台育英は2回裏にもチャンスを迎え、1年生の今野が再びスクイズ。着実に点を積み重ね、リードを広げます。

 先発を任された背番号1の吉田は、4回までに仙台一高打線から8三振を奪い反撃を許しません。

 しかし5回表に1塁2塁のピンチを迎え、レフトへの2点タイムリーを許し3−2と1点差とされます。

 その後3点を追加した仙台育英は8回、2アウト2塁のチャンスで新キャプテン佐々木義恭がライトへタイムリーツーベース。佐々木義恭が3安打2打点1盗塁と打線をけん引した仙台育英が7−2で勝利し、県大会出場を決めました。

 仙台育英佐々木義恭主将「先輩方から本当に頑張れよと熱い言葉をいただいた。自分たちはまだ甲子園を経験していないので、そこに向かって全員が一丸となって戦っていきたい」

 仙台育英須江航監督「夏に悔しさを味わった子たちがこの1カ月頑張ってきたことが成果になったので、それはすごく良かったと思いますね」