31日から宮城県大崎市鳴子温泉で開催される全国こけし祭りを前に、コンクールの審査が行われ入賞作品が発表されました。

 69回目を迎える全国こけし祭りは、各地のこけし工人が作ったこけしが鳴子こけしの産地である鳴子温泉に一堂に会するイベントです。

 31日の開幕を前にコンクール作品の審査が行われ、全国70人のこけし工人が作った276点のこけしの中から入賞作品29点が決まりました。

 最高賞の文部科学大臣賞に選ばれた福島市の陣野原幸紀さんの作品は、福島市の土湯温泉で江戸時代から作り継がれるこけしで、粂松型と呼ばれる伝統の型を見事に再現している点が評価されました。29点の入賞作品は、全てこけし祭りで展示されます。

 全国こけし祭り実行委員会大沼秀顕委員長「伝統に加味して工夫したこけしもありますので、違いとかを見比べていただければと思います」

 全国こけし祭りは、8月31日と9月1日の2日間、鳴子小学校の体育館で開催されます。