自民党の石破元幹事長は岸田総理大臣と面会し、自民党総裁選挙に出馬することを伝えました。総裁選挙の在り方や政治とカネの問題への対応を巡り、意見が一致したということです。

石破元幹事長 「わたし総理批判ってのはしたことはまずないので、それはそういう通い合うところってたくさんありましたね、同じ世代ですからね」

 石破氏は30日午後、総理官邸を訪れ、岸田総理と30分ほど2人で面会しました。

 出馬について、「ぜひ頑張ってくれ」と激励されたということです。

 今回の総裁選は候補者が多数になる見通しで、石破氏は街頭演説の在り方などは工夫がいるとの考えを示したことについて、意見が一致したということです。

 また、政治とカネの問題を巡り、国民の感覚とずれていると指摘したことについて、岸田総理は「国民と政治家の感覚のずれを直さないと信頼回復できない」と応じたということです。

 石破氏が総理官邸を訪れ、執務室で会談したのは岸田政権の発足後初めてで、「話が尽きなかった。もっとこういう機会があれば良かったかもしれない」と述べました。