仙台市の宿泊税の審議がいよいよ始まります。3日に仙台市議会の9月議会が開会し、仙台市は宮城県と共に導入を目指す宿泊税に関する条例案や、宿泊税関連の費用などを盛り込んだ補正予算案を提出しました。

 郡仙台市長「宿泊税を課すると共にその課税客体、課税標準、税率、その他賦課徴収について定めるものであります」

 3日に開会した仙台市議会の9月議会に仙台市は観光資源の魅力向上、旅行者の受け入れ環境の充実などを目的とする仙台市宿泊税条例案を提出しました。

 宿泊税導入に向けて円滑な徴収開始のため、制度の周知広報を行う経費900万円など総額約22億円の補正予算案も提出しました。

 補正予算案にはこのほか、市役所新庁舎建設の積立金として21億円余りが盛り込まれています。

 9月議会は10月4日まで開かれます。なお、12日の午後6時から宿泊税に関する宮城県民向けの説明会が宮城県庁で開催され、村井知事が出席します。一方、郡市長は説明会などへの出席の意向は示していません。