コカインを体内に隠し密輸しようとしたとして、28歳の男が逮捕されました。男の体からは53個の小分けの袋が出てきました。

 仙台市の職業不詳・小林涼容疑者は、コカインおよそ5グラムを飲み込んで、カナダから密輸しようとした疑いなどが持たれています。

 警視庁によりますと、密輸の可能性の情報を得た東京税関が検査場で小林容疑者に声を掛けたところ「トイレに行きたい」と話したため、税関職員がトイレに同行し排泄(はいせつ)物から複数のコカイン入りの小袋を見つけました。

 その後、体内から合計53個のコカイン入りの袋が確認されました。

 末端価格は合わせて660万円相当ということです。    取り調べに対し、小林容疑者は「体の中にコカインがあったとは知らなかった」と否認しています。