7日に告示された立憲民主党の代表選挙は、4人の候補者がそろって九州で遊説を行いました。

立憲民主党 野田元総理大臣 「(裏金問題で)総理が辞めればおしまいですか。表紙が変わればおしまいですか。違うんじゃないんですか。通常の政治スキャンダルと違います。政治資金の未記載問題というのはうっかりミスではありません。ちゃっかりしっかり脱税したんですよ」

立憲民主党 枝野前代表 「人を切り捨てるのではなくて、人間中心の経済を、徹底的に働く人、学ぶ人、それを支える人たちをしっかりと押し上げていく、人間中心の経済こそが自民党に代わる新しい時代の旗だと」

立憲民主党 泉代表 「最近、自民党の総裁選を見ると立憲民主党かと。あれ、これは立憲民主党の総裁選かというくらいに、防衛増税ゼロとか、政策活動費を廃止するとか、どの口が言ってるんだと皆さん思いませんか」

立憲民主党 吉田晴美議員 「1期生でそして女性で、なかなかそんな機会が永田町の常識ではありません。この多様性、そして期数にとらわれない自由闊達(かったつ)な立憲民主党、これが良さなのではないでしょうか」

 8日は、福岡県で野田元総理大臣、枝野前代表、泉代表、当選1回の吉田晴美衆議院議員の4人の候補者が街頭演説を行いました。

 政治改革をはじめ物価高対策、東京一極集中の是正などについてそれぞれ訴えたほか、枝野前代表は自民党の総裁選挙の候補者が掲げた解雇規制の緩和についても「喜ぶのは、クビにしたい経営者の側だ。時代に逆行している」と批判しました。

 地方遊説は全国11カ所で予定されていて、23日の投開票日まで各地で論戦が交わされます。