台湾の野党、民衆党のトップが汚職の疑いで再び勾留されたことに抗議し、支持者が大規模なデモを実施しました。

 8日夜、台北市に集まった支持者らは民衆党の柯文哲主席の潔白を訴えました。

 民進党の頼清徳政権のもとで「検察が政治的に動き、政敵を封じようとしている」などと抗議しています。

 地元メディアなどによりますと、柯氏は台北市長だった2020年、建設中の商業ビルの容積率を引き上げる不正に関わった疑いで8月末に検察当局に逮捕され、勾留されました。

 裁判所は当初、「犯罪の可能性が高いとまでは認められない」と釈放を決めましたが、その後、再び勾留されました。

 柯氏は逮捕前、「潔白だ」と述べています。