中国・上海では今、手頃な値段で食べられる日本発の「丼もの」が人気で、日本のチェーン店が市内の中心部などに相次いで進出しています。

 上海の繁華街にある「天麩羅えびのや」は先月、1周年を迎えました。

 大阪の企業が展開するブランドで、ランチタイムは80ある客席がぎっしりと埋まる盛況ぶりです。

 看板商品は、揚げたてのえび天。

 日本の丼ものが中国の消費者に受け入れられるか、当初は不安だったといいますが。

上海フジオフード副総経理 謝民さん 「多くのお客さんに来て頂いて。好調です。(中国人の)旅行の方が日本に行って、天丼の味を覚えていただいて。上海に戻ってきたらまったく日本と同じ味(に喜ぶ)」

 作り方やタレの味は日本の店と同じで、すでに上海で3店舗を展開しているということです。

 上海では今月、別の焼肉丼チェーンも1号店を開店しました。

 中国のデフレ傾向のなか、手頃な値段でたっぷりとお米を食べられるのが「丼もの」人気の要因とみていて、このチェーンは今後、店舗を拡大していく方針です。