仙台市出身の一力遼棋聖(27)が、中国の上海で開催された囲碁の国際大会で初優勝したことを祝福し、仙台市役所前に記念のパネルが掲げられました。
一力遼棋聖「優勝できて今ここにいるのが不思議な感じ。表彰式で重いトロフィーを掲げた時、多くの方に祝ってもらって、やっと少しずつ優勝の実感が湧いた」
一力棋聖が初優勝を果たした応氏杯世界選手権は、4年に1度開催される囲碁のメジャー大会の1つです。
決勝では前回大会で敗れた中国の相手に3連勝で初優勝を果たしました。
日本勢が主要な国際大会で優勝するのは、19年ぶりの快挙です。
一力遼棋聖「(応氏杯は)今までで一番、優勝に向けての期待が高まっているのは肌で感じた。それに応えたいという気持ちは持っていた。3連勝で終えるのは予想以上だったけど、ファンの人の応援のおかげで自分の力を出し切ることができた。ずっと応援してくれた人に感謝を申し上げたい」
仙台市役所前には、一力棋聖の偉業を祝福しようと10日朝に記念のパネルが掲げられました。
縦1メートル、横6メートルで、「囲碁国際戦祝優勝一力遼三冠」と優勝をたたえています。
仙台市民「一力さんが優勝したんだなと思って、すごいと思いました。うれしいですね、誇りです。なかなか難しいことですから」「すごいですね。地元からそういう人が出るとすごいなと思います。限られた人だけが、そういう優勝を手にできるので」