高騰する輸入飼料から国産飼料に切り替えようと、JAなどが新たに栽培する飼料用トウモロコシの収穫作業が宮城県大崎市で始まりました。

 収穫が始まったのは、大崎市古川の約100ヘクタールの圃場で育てられた飼料用トウモロコシです。

 JAや県などは、円安などの影響で輸入の飼料用穀物が高騰していることを受け2022年から国産の飼料用トウモロコシの試験栽培に取り組んでいます。

 5月からは、収穫したトウモロコシを大崎市の畜産農家に販売し家畜飼料として実用化をスタートさせました。

 試験栽培が最後の年は、2022年よりも400トンほど多い1000トンの収量を見込んでいます。

 富長生産組合鈴木正一組合長「(飼料用)トウモロコシを作って安く出していった方が、畜産農家にも良いのではないかと」

 2025年からは本格的な生産が始まり、作付け面積を1.5倍に広げて収量の増加を目指します。