福岡県うきは市で絶滅危惧種の「シマゲンゴロウ」がなんと20年ぶりに捕獲されました。

 パタパタと素早い動きで泳いでいるのは、池や水田など流れのない水辺に生息する「シマゲンゴロウ」。

 しかし、今は農薬や土地の開発などにより、絶滅の危機に瀕していると言われています。

第一薬科大学付属高等学校 水中生物研究会 太田喜視顧問 「ゲンゴロウの中でも一番っていうくらい綺麗なゲンゴロウですよね。黄金色の筋の入ったきれいなゲンゴロウなので」

 その美しさから観賞価値の高い種とされていますが、発見するのは困難と言われています。

 そんななか、太田さんが9月8日午後8時ごろ、水生昆虫を探すため、うきは市の山間部に行った際、偶然見つけたため池に何かいそうな感じがして、網を入れてみたところ、なんと「シマゲンゴロウ」が3匹も入っていたそうです。

 なぜ、うきは市で生息しているのかは調査中だということです。

 20年ぶりに発見された「シマゲンゴロウ」は、10月に行われる学園祭で他の生物と一緒に一般公開される予定です。