能登半島などの絶品グルメが集結。「食べて応援したい」という人で会場は大にぎわいです。

■能登など「絶品グルメ」大集結!

 甘い脂に柔らかい肉質。石川県のブランド牛肉「能登牛」です。地元の焼き肉店が手掛ける和牛弁当「能登牛極味重」。

 こうした能登の絶品グルメを楽しめるのは、東京・池袋の東武百貨店で2日から8日まで開催する「北陸・信越展」です。

 今年、震災や豪雨の被害に遭った能登半島からも「ご当地グルメ」が大集結。

 金沢のベニズワイガニに、北陸でとれたノドグロや甘エビなど、日本海の恵みが豪華に詰まった「能登の網元海鮮弁当」です。

 ただ、豪雨災害の影響は少なくありませんでした。

鹿渡島定置 能登食祭市場 高橋洋一代表 「なるべく能登(の食材)を使いたいが、能登では一部しか漁ができていないので能登の食材は少ないが、石川県、北陸というくくりで見てほしい。買って食べて応援してほしい」

■“食べて応援したい”会場にぎわい

 1月の震災後、ボランティアとして被災地の支援に携わったという女性は…。

買い物客 「今回の豪雨で水にやられたり山が崩れたり、そんななかでも頑張っているので、ちょっとでも応援したいと思って来た」

 イートインコーナーもあるため、ご当地スイーツをその場で食べて応援する人も。

買い物客 「石川県のものを食べて応援しようと。それしかできないので、一生懸命食べて。2個3個食べて、今、うちの家族だけで4つ食べている」

 それぞれの思いとともに会場は大盛況です。

東武百貨店池袋本店 販売推進部 内田順子主任 「北陸と信越、全5県のおいしいもの、工芸品もたくさんそろえているので、見て食べて感じて、能登の応援も含めて楽しんでほしい」

 東京駅の近くにある、石川県のアンテナショップでも。

金沢出身の人(70代) 「こちらで買って応援できればと。能登のワイン、輪島門前町と書いてある。知っているわけじゃないけど、同じワインを買うなら」

 金沢出身の男性は、能登のワインなど7000円分をお買い上げ。

八重洲いしかわテラス 川口麻世副店長 「能登半島地震、豪雨災害があって、なんて表現してよいか分からないくらいやるせない気持ちになるが、とにかく、たくさん仕入れて多くのお客様に買って応援してもらうことを必死にやっていきたい」

 この週末には、石川県のブランド米「ひゃくまん穀」の新米イベントも開催し、おにぎりを無料でプレゼント。ブランド米の食べ比べや能登牛の試食会も行われます。