「資産家一族である」と身分を偽って女性と婚約し、女性から現金1970万円をだまし取ったとして無職の男が再逮捕されました。被害額は1億4000万円に上るとみられています。

 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、住居不定無職の野並信秀容疑者(41)です。

 警察によりますと、野並容疑者は2022年2月から3月にかけて、資産家一族だと身分を偽って婚約した40代の女性に「土地の権利関係で家族ともめている」「解決金が必要だ」「必ず返すから一時的に金を貸してくれ」などとうそを言い、知人名義の口座に現金1970万円を振り込ませた疑いが持たれています。

 警察の調べに対して、野並容疑者は「間違いない」と容疑を認めています。

 野並容疑者は女性と婚活アプリを使って知り合っていて、警察はこの女性から1億4000万円以上をだまし取ったとみて余罪を調べています。