仙台市を拠点とする特殊詐欺グループの男女29人が逮捕された事件で、主犯格の男らは50社以上のペーパーカンパニーを設立し、法人口座を多数開設していたことが新たに分かりました。
大橋和之容疑者(35)ら男女29人は、偽の高額当選金サイトなどを運営し宮城県外の女性4人から電子マネーや現金、計843万円をだまし取った疑いが持たれています。
捜査関係者への取材で、大橋容疑者らは50社以上のペーパーカンパニーを設立し、振込口座を法人名義で1社当たり約5口座開設していたことが新たに分かりました。
警察は、摘発を逃れたり口座凍結に備えたりする目的があったとみて調べています。