2024年も残すところ1カ月余りです。長引く物価高は、年末年始の食卓にも影響を与えそうです。

 横山成美記者「仙台市にある場外市場の鮮魚店では、年末年始に欠かせないタコやイクラなどの食材が軒並み値上げしているということです」

 おせちに欠かせないイクラは、三陸沖や北海道などでサケが不漁だったことから国産の物が2023年の倍ほどの値段になっています。

 タコは外国産の物が円安や原油価格の高騰を背景にこの5年間で価格が3倍になりました。

 渡憲杜の市場店佐々木秀勝店長「今だとナメタガレイですね。お正月は宮城県や岩手県はナメタガレイ」

 最近では、関東や関西でも需要が高くなっていることから価格が高騰しているそうです。

 渡憲杜の市場店佐々木秀勝店長「1キロ当たり500円高いです。ここ数年は大きな変動が無かったが、どう転ぶかこの物価高で」

 帝国データバンクによりますと、大手コンビニ店や百貨店、スーパーなど110社が販売するおせち料理の平均価格は2万7826円で、2023年より360円高くなりました。ブリは20%、タイとタコは10%上昇したほか、円安の影響で輸入牛肉も値上がりしました。

 12月上旬から数の子も店頭に並びますが、年末に最も需要が高まるため2023年と同様の価格帯で販売する予定です。

 渡憲杜の市場店佐々木秀勝店長「値段を上げずにみんなに喜んでもらえるよう、何とか販売していければと思ってますので、たくさんの人に来ていただけると助かります」