宮城県議会の11月定例会は、28日から一般質問が始まりました。仙台医療圏の4病院再編について、県の姿勢をただす質問が相次ぎました。
病院再編について宮城県は21日、名取市の県立精神医療センターと仙台市青葉区の東北労災病院について合築して富谷市に移す計画を断念しました。
三浦一敏県議「4病院再編を強引に推し進め、二転三転しながら今回の判断になったことに反省点はないのか」
中山耕一県議「決定に際しステークホルダー(利害関係者)からの理解をどう得ようと考えていたのか」
村井知事は、計画の断念について関係者に陳謝しました。
村井知事「早期の方針決定を望む当事者からのご意見などを踏まえ、精神医療センターの名取市での建て替え検討の表明に至った。この間、当時者の方々にご心配をお掛けしたことは申し訳なく思っております」
東北労災病院の単独での富谷市移転は、引き続き意欲を示しました。
村井知事「我々としては、富谷市に労災病院が来るということは間違いなく県北の医療に貢献するという思いを持っている。東北労災病院の富谷市移転の早期実現に向けて、引き続き真摯に協議に当たってまいりたい」