年末年始の新幹線などの指定席の予約数について、JRグループ6社は過去最高を更新したと発表しました。

 JR東日本によりますと、12月27日から来年1月5日までの年末年始の東北などの各新幹線と中央本線などの在来線の指定席の予約は12月10日時点で去年の約1.2倍の164万席です。

 統計を取り始めた1994年以降、過去最高の予約席数になるということです。

 ピークは下りが12月30日、上りは来年1月3日と予想されています。

 JR東日本は「昨年は(新型コロナウイルスが)5類となってから初の年末年始であったが、今年はその数字を上回り、好調に推移している」とコメントしています。

 また、JR東海によりますと、東海道・山陽新幹線の指定席の予約は今月10日時点で前の年の約1.1倍の210万席です。

 コロナ前の2019年の年末年始の予約席数を上回り、過去最高を記録したということです。

 また、年末年始の期間は「のぞみ」のすべての座席を指定席で販売しているということです。

 下りのピークは12月28日で、午前に東京駅を発車する「のぞみ号」はほぼ満席ということです。上りのピークは来年1月4日で、まだ席には余裕があるとしています。

 JR東海は「予約のピーク日をはじめ各駅で混雑が予想されるため、日時をずらしての利用も検討下さい」と呼び掛けています。