秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまが筑波大学の学校推薦型選抜で合格されました。春からの大学生活は一人暮らしを始められるのでしょうか。

■悠仁さま 筑波大学に推薦で合格

 悠仁さまが合格された筑波大学。

筑波大生 「恐れ多い気もするのですが、光栄に思います」 「自転車は必須かな。授業間の行き来とかもあるので、すぐ行きたいのであれば自転車は必須」

 茨城県つくば市にあり、東京ドーム55個分の広大な敷地を持つ国立の筑波大学。

 悠仁さまは、その生命環境学群に書類審査や小論文、面接などで合格者を決める「学校推薦型選抜」で合格されたということです。

 どんな大学なのでしょうか。同じ生命環境学群で学んだ男性は…。

筑波大学生命環境学群 卒業生 「好きで勉強しに来ている人が多い。本当に自分の興味のあることを突き詰めていく人がいっぱいいる印象」

■トンボや自然環境などに関心

 虫かごをのぞき込まれる2歳の悠仁さま。トンボを指でつかんでカメラにアピール。幼少期から昆虫類に関心を持たれていました。

 筑波大学のホームページには「生物学に興味を持ちながら国際的な課題解決や国際交流に関して高い素養を身に着けた人を募集」と書かれています。

 悠仁さまは、これまでトンボ類を始めとする生き物の生息環境の調査や野菜や稲の栽培などに励んでこられました。

 8月には「国際昆虫学会議」に招待され、皇居に生息するトンボを調査した成果をポスター形式で発表。

■「本人の希望を」秋篠宮家の“教育方針”

 なぜ筑波大学を選ばれたのでしょうか。

 長女の眞子さんは国際基督教大学へ進学。妹の佳子さまは一度、学習院大学に進まれましたが中退。その後、眞子さまと同じ国際基督教大学に入学されました。

 そして、悠仁さまは特に異例でした。

 紀子さまに手を引かれ、お茶の水附属幼稚園へ。

 中学までは、お茶の水大学附属に通われました。皇族が学習院以外の小学校と中学校に進まれるのは戦後、初めてのこと。

皇室解説者 山下晋司さん 「学習院ありきというようなことではなくて、秋篠宮殿下はできるだけ、それぞれのお子様方の考えを尊重する。トンボの研究については筑波大学っていうのは有名。悠仁親王殿下にとっては筑波大学が一番良かったんだろう」

 高校は現在、通われている筑波大学附属高校へ。

悠仁さま 「学業に励みながら、興味を持っていることや関心を持っていることをさらに深めていきたいと思います」 「(Q.新しい制服はどうですか?)ス…スーツなんですけれども」

 その後の進路について秋篠宮さまは「本人が何をしたいかということが一番大事なんだと思います」と話されていました。

 今年、成年皇族になった際に公開された映像。秋篠宮邸近くの池で植物を観察される悠仁さま。ここには悠仁さまが植えた植物があるということです。

 今後、どう学問を深められていくのでしょうか。

 卒業生からはこんな疑問も…。

卒業生 「下宿してる学生たちがいっぱいいる。すごく密接な人間関係があって、少し閉じたコミュニティー。皇族がそこに混ざって一緒に勉強していくってどういう感じなんだろうなと不思議に思う」