真冬並みの寒気が流れ込んだ列島。雪を待ち望む現場も。

■「雪景色」ホテル 年末年始は満室

 今まさに冬らしい雪が降りやすい状況の日本列島。“恵の雪”となっているところも…。

 標高約1300メートル。霧氷をまとった樹々に囲まれた蔵王温泉スキー場の中央ゲレンデ。先週末のまとまった降雪の後も雪は連日、降り続けているということです。

 12月14日のスキー場開きを前に1週間早く、7日からプレオープンしたといいます。平日には200人ほどのスキーヤー、スノーボーダーが新雪を楽しんでいます。

蔵王中央ロープウェイ 阿部孝義駅長 「『いっぱい降ったね、やったね』と声掛けて下さって、本当にうれしい限りです」

 昨シーズンは雪不足に苦しんだだけに喜びもひとしおです。

蔵王中央ロープウェイ 阿部孝義駅長 「今後の天気予報も雪。寒い予報が出ているので、このままの状態が続いて(営業を)継続していければ」

 目の前に広がる桧原湖が雪景色に。ホテルもほんのり雪化粧。

 海外からの予約数が増えていて、外国人スタッフ20人で対応しているといいます。

 ホテルにとって今年はもう一つうれしいことが。年末年始の予約数が2割から3割増しになっていることです。インバウンドと最大9連休の恩恵だといいます。

裏磐梯レイクリゾート 星崎諭営業支配人 「ありがたいですね。年末に入る前は特に稼働は高くなかったので助かっております」

 例年、大みそかから1月2日までは満室になりますが、今年は12月27日から来年1月4日までがほぼ満室に。このころに楽しめるのは雪景色や近くのスキー場、それと五色沼の散策です。晴れた日には青やエメラルドグリーンの神秘的な水面に出会えるそうです。