太平洋戦争の激戦地・小笠原諸島の硫黄島で新たに見つかった遺骨が日本に戻り、厚生労働省に引き渡されました。

 小笠原村の硫黄島は、太平洋戦争で日本とアメリカ軍との間で激しい戦闘が行われました。

 硫黄島では現在も遺骨の収集が続けられていて、新たに33柱の遺骨が見つかりました。

 12日、東京・千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑では、遺族らおよそ60人が出席するなか、収集団から厚労省に遺骨の引き渡し式が行われました。

 この後、厚労省で身元などの調査が行われます。

 硫黄島での日本人の戦死者はおよそ2万1900人で、厚労省によりますと、そのうちこれまでに見つかった遺骨は1万710柱ほどにとどまります。