伊藤復興大臣はかつて代表を務めていた自民党支部が政治資金収支報告書を10年以上にわたり提出していなかったことは事実だと話し、陳謝しました。
立憲民主党 杉尾参議院議員 「自民党知多市支部の収支報告書が10年以上未提出だったうち、2009年と2010年の2年間については、代表が伊藤忠彦復興大臣だったということですけれども大臣いかがでしょう」
伊藤復興大臣 「その通りでございます」
伊藤大臣は国会で「素直におわびを申し上げたい」と陳謝しました。
そのうえで、野党から責任を追及されると「今後、このようなことがないように引き締めていきたい」と述べるにとどめました。
立憲民主党の野田代表は「政治資金規正法違反は明白だ」とし、大臣としての資質を問う考えを示しました。
愛知県の選挙管理委員会によりますと、伊藤大臣が代表を務めていた自民党知多市支部は2009年と2010年分の収支報告書を提出しておらず、今年3月になって2年分の報告書と2010年12月付の解散届を提出しました。
2年連続で報告書を提出していなかった場合、政治団体として「無届け状態」となり、政治資金の出し入れは政治資金規正法違反となる可能性があります。