ロシア南部・アゾフ海と黒海を結ぶケルチ海峡でロシアのタンカー2隻が座礁しました。重油が流出していて、深刻な環境汚染が懸念されています。

 ロシアメディアによりますと、ロシアのタンカー2隻がケルチ海峡で座礁しました。

 それぞれ4000トン以上の重油などを積んでいたとみられ、地元当局は海岸線およそ30キロ以上が汚染されたと発表しました。

 一方、独立系メディアは地元住民らのSNSへの投稿などから、汚染範囲はさらに広く、少なくとも海岸線50キロに及ぶと報じています。

 地元住民らは、重油などの臭いが嘔吐(おうと)などを引き起こしていると苦情を訴えています。