派閥の裏金事件を受けた政治倫理審査会を巡り、自民党は全面公開に応じず、議員のみの傍聴を認めて開催を希望する参議院議員22人について、年内に審査を行うよう野党側に求めました。
参議院の政倫審では18日に安倍派の太田房江氏や松川るい氏ら4人の審査が公開のもと行われました。
自民党はこのほか、公開で出席する方針の衛藤晟一氏の審査を23日に行い、議員のみの傍聴は認める残りの22人についても25日から3日間に分けて審査するように求めました。
野党側は全員を審査するのは日程的に「無理がある」との考えを示しています。
自民党は年内に開催することで政治とカネの問題に区切りを付けたい考えですが、実現は難しそうです。