冬本番を迎え、宮城県南三陸町には渡り鳥のコクガンが越冬に訪れています。
19日朝、南三陸町歌津の漁港では約160羽のコクガンが羽を休めていました。
国の天然記念物コクガンは、真っ黒な体と首周りの白い模様が特徴です。
志津川湾はラムサール条約の登録湿地になっていて、北極圏で繁殖したコクガンが越冬に訪れます。
南三陸ネイチャーセンター友の会によりますと、津波で流された海藻類が徐々に回復していることで飛来数は年々増えていて、今シーズンは調査開始以来最多となる見込みです。
南三陸ネイチャーセンター友の会鈴木卓也さん「例年よりも数が多いので、これまでで最大の越冬数が期待できるんのではないかと思います」
コクガンは2025年4月ごろまで志津川湾で過ごすということです。