季節性インフルエンザの全国の患者報告数は1医療機関あたり「42.66人」となり、前の週から2倍以上、増加して警報レベルとなりました。

 厚生労働省によりますと、今月22日までの1週間で季節性インフルエンザの全国の患者報告数は1医療機関あたり「42.66人」となり、約1年ぶりに基準となる30人を超えて警報レベルとなりました。

 前の週の「19.06人」から2倍以上、増加しています。

 報告患者の総数は21万1049人です。

 36都道府県で警報レベルになっていて、都道府県別で最も多いのが大分県で「82.64人」、次に鹿児島県で「65.57人」となりました。

 休校や学年閉鎖になった学校や保育所は前の週の2759施設から2倍以上増え、5800施設となっています。

 また、新型コロナウイルスの患者報告数は全国で「5.48人」で、4週連続で増加しています。

 厚労省は年末年始で人の動きが活発になり、インフルエンザや新型コロナの感染が拡大する可能性があるとして引き続き手洗いやうがい、マスクの着用や換気など、基本的な感染対策を呼び掛けています。