2024年の東京都の梅毒の患者報告数が3748人となり、過去最多になりました。年間の患者報告数が3000人を超えるのは2022年から3年連続です。

 東京都感染症情報センターによりますと、去年1月1日から12月29日までの都内の梅毒の患者報告数が3748人となり、1999年の現行の統計開始以来、過去最多だった去年の3701人を上回ることが分かりました。

 女性は20代が約900人と突出し、男性は20代から40代でそれぞれ500人を超えています。

 梅毒は主に性行為によって口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。

 感染すると発疹やただれなどの症状が出て、失明や歩行障害のような症状が出る場合があるということです。

 都は各保健所などで匿名・無料での梅毒検査を受け付けていて、検査と早めの受診を呼び掛けています。