ベガルタ仙台は7日、新年の初練習を行いました。J1復帰を目指す新しいシーズンの始まりです。
初練習に先立ち、全員で東日本大震災の被災地である宮城県岩沼市の千年希望の丘を訪れました。
郷家選手が鎮魂の鐘を鳴らし、全員で犠牲になった人への黙とうを捧げました。
ベガルタには11人の新メンバーが加わりましたが、このうち仙台市出身の武田英寿選手は小学校3年生の時に震災を経験しました。避難所になっていた近くの中学校で生活したということです。
武田英寿選手「中学校に物資を届けてくれて、クラッカーとワカメごはんを食べて過ごしていた。色々な方々に助けてもらいながら生活した記憶がある。つらい方々の夢や希望、少しでも笑顔になってもらえるチームをつくっていけるように1年間頑張りたい」
午後3時からは、今シーズンのチーム初練習を行いました。
森山監督は村井宮城県知事を表敬訪問のため不在でしたが、新加入選手11人を含む32人全員が参加し集まったサポーターに元気な姿をみせました。
郷家友太選手「1カ月サポーターの前でプレーしないと久しぶりな感じがした。サポーターの前でトレーニングできたので、チームとしての意思表示はできたかなと思います」
あと一歩のところでJ1復帰を逃した悔しさを晴らすべく、選手たちは初日からハードなトレーニングに取り組み、約1時間ひたすら走り抜きました。
郷家友太選手「前年以上にやらないといけない。J1昇格は簡単なことではないと再確認できたので、悔しい思いをした選手が多く残っているので、新しい選手に伝えながらキャンプに落とし込んでいきたい」
ベガルタ仙台は10日に最初のキャンプ地、沖縄県に出発します。約1カ月キャンプを行い、2月15日にアウェーでサガン鳥栖との開幕戦を迎えます。