伊藤忠商事は今年度の連結純利益で8800億円を達成した場合、社員の来年度の平均年収を約10%引き上げると発表しました。

 伊藤忠商事によりますと、全社員の固定給を約2から3%増額し、自社の株式による報奨金額を2倍にします。

 また、最も高い成果を上げた社員と標準的な社員のボーナスの差を約4倍に拡大するということです。

 新入社員の初任給も2万円引き上げます。

 社員の意欲を高め、優秀な人材を確保する狙いです。

 有価証券報告書によりますと、伊藤忠商事の2023年度の平均年収は1753万円で、三菱商事は2090万円、三井物産は1899万円です。

 今回の引き上げにより、2社の水準に並ぶことを目指します。