2024年の宮城県企業の倒産件数は165件と、東日本大震災以降では最多となったことが分かりました。

 帝国データバンクによりますと、2024年の宮城県企業の倒産件数は、前年より19件増えて165件でした。

 リーマンショックが起きた2008年の158件を上回り、2000年以降では3番目、東日本大震災以降では最多となりました。

 2024年の負債総額は2年連続で増え、前年よりも3割増えて231億9100万円でした。

 業種別では建設業が39件と最も多く、小売業、サービス業と続きます。

 帝国データバンクでは、復興需要の落ち込みと原材料や燃料の高騰に加え、コロナ関連の融資の返済なども要因とみています。

 人手不足や物価高騰が続き価格転嫁ができていない企業もあるため、今後も企業の倒産が増える傾向は続く見通しです。