アイリスオーヤマは、2024年のグループ全体の決算が4年ぶりの増収増益になったと発表しました。

 大山晃弘社長が仙台市青葉区で会見し、決算速報を発表しました。グループ31社全体の2024年の売上高は前年から2.9%増えて7760億円で経常利益は約2割増加の380億円でした。増収増益は、2020年以来4年ぶりということです。

 家電事業やマスク事業でコロナ後の需要の落ち込みが続き、為替変動などで売り上げが低迷した一方、パックごはんと飲料水の食品事業が大きく伸びた結果ということです。

 大山晃弘社長「コロナ禍において成長した分、コロナ明けのリバウンドで苦しんだ。そのリバウンドの底打ちが2024年度でできたのではないかなと思っている。ここから反転攻勢、しっかり2025年は成長できるのではないかという自信をつけた」

 アイリスオーヤマでは、新年度は8650億円の売り上げ目標を掲げて2025年半ばには飲料水事業で緑茶の生産に参入するなど、設備投資を更に強化する予定です。