障害のある人が制作した芸術作品、障害者アートは企業の広告などで広く活用されています。その取り組みを紹介する発表会が、仙台市青葉区で開催されました。

 宮城県が主催した発表会では、3つの企業が障害者アートの2次利用について報告しました。

 仙台パルコは、編み物で独創的な作品を生み出すアーティストとコラボして、その世界観を館内の装飾やポスターのデザインに取り込みました。

 老舗の笹かまぼこ店は、障害者が描いた商品や従業員のイラストを元に紙袋を作成しました。2月から実際の店舗で取り扱いを始める予定です。

 宮城県保健福祉部障害福祉課企画推進班杜俊一郎主任主査「県民の皆様の多くに目に触れることで、障害のある人もない人も相互理解が進んで共生社会ができればなと思っています」

 障害者アートの2次利用には契約時における丁寧な説明など配慮が必要なため、県は支援団体を通じて企業側に周知を進めていく考えです。