宮城県蔵王町が、日本ジオパークに認定されました。2度目の挑戦での認定で、関係者が喜びに沸いています。
27日午後4時過ぎ、日本ジオパーク委員会から村上英人町長に全会一致で蔵王町を日本ジオパークに認定するとの連絡が入ると、待ち受けていた関係者らは喜びと安堵の表情を見せていました。
村上英人蔵王町長町長「感動しました。本当に長かったな、良かったと。心の中で。私がそうなんですから、携わってきた皆さんがジーンときたのではないかと思います。本当に皆さん、ありがとうございました。皆さんのおかげです」
日本ジオパークは、貴重な地形や地質がある場所で環境や景観を守りながら暮らしと文化を育んできた地域を認定します。
蔵王の御釜や遠刈田温泉など、火山とその恵みと共に生きてきた蔵王町では2013年から蔵王ジオパーク構想を掲げ、認定を目指してきました。
2023年の初めての申請では、訪問客が訪れる拠点が無いなどと課題が指摘され、認定が保留されていました。
町では新た蔵王ジオパークセンターを整備して見どころを紹介したほか、ロゴマークやPR映像なども制作しました。
日本ジオパークには、神奈川県の箱根や熊本県の阿蘇など全国47地域が認定されていて、宮城県では、三陸と栗駒山麓の2地域が認定されています。