アメリカ国務省は、政府の艦船がパナマ運河を通る際の通航料を無料にすることにパナマ政府が同意したと発表しました。

 アメリカ国務省は5日、太平洋と大西洋を結ぶ要衝パナマ運河をアメリカ政府の艦船が通る際、通航料を無料にすることにパナマ政府が同意したと発表しました。

 パナマ運河の通航料が無料になることでアメリカは、年間数百万ドルの予算を削減できることになります。

 トランプ大統領はこれまで、運河に対する中国の影響力の拡大に懸念を示し、管理権を取り戻すと発言していました。

 4日にはアメリカのヘグゼス国防長官がパナマのアブレゴ治安相と電話会談を行い、米軍とパナマ治安部隊の協力を拡大することで合意しました。

 中国を念頭に、外国による影響力を排除しアメリカの安全保障上の利益を守ることが最優先事項であると強調しています。