アメリカのトランプ政権の関税政策への警戒感から3日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が急落し、一時、900ドル以上値下がりしました。

 トランプ大統領が3日、予定通り4日からカナダとメキシコからの輸入品に対して25%の関税を課すことや、「相互関税」を来月2日から開始すると発表したことを受けて世界的な景気悪化への警戒感が広がり、ニューヨーク市場で株が売り込まれダウ平均株価は一時、900ドル以上下落しました。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も大幅に下落しています。

 一方、外国為替市場の円相場は、トランプ大統領が「中国や日本が通貨を安くしているのは不公平だ」と発言したことなどを受けて急速な円高が進み、一時、1ドル=149円台前半をつけています。