震災の教訓を後世にどのように伝えていくかを話し合うフォーラムが、宮城県気仙沼市で開催されました。
南三陸町文化財保護委員後藤一磨さん「14年前に経験した津波は、人間の力で防ぐことはできない絶大なものでした」
地元の水産加工会社などで作る実行委員会が2017年から定期的に開催しているフォーラムには、宮城県内外から200人以上が参加しました。
パネルディスカッションでは地元の語り部や大学の関係者らが、地域の歴史を知ることの大切さなどについて話し合いました。
南三陸町文化財保護委員後藤一磨さん「堤防造ったり色々な事をするのではなく、そういうことが起きたらどうするかをきちんとしておくことのほうが大切ではないかということから、備災という言葉を使っています」
参加者「今まで1000年に1回の津波だと思っていましたが、30年から40年に1回くらいは大きい津波がきているということを初めて知った」「能登は被災して1年2カ月、どのように復旧復興が進んでいるかを学ばさせていただきました」