目の不自由な人が安全にバスを使えるようにするための講習会が仙台市太白区で開催され、乗り降りの方法などを体験しました。
日本盲導犬協会が開催した安全なバス利用講習会には、仙台市に住む視覚障害者10人が参加しました。
参加者は2段の階段を上って乗り込む旧式のバスと、ほぼ段差のないノンステップバスで、それぞれ杖で段差を確認しながら安全に乗り降りする方法を確認していました。
そして、運転士とやりとりするマイクとスピーカーの位置やICカードをタッチする場所なども確認しました。
参加者「乗る前のスピーカーから聞こえる所としゃべる所が一緒だったらいいのかな」
日本盲導犬協会大谷孝典さん「実際に体験をしていただくことで、1人で乗ってみようとか思ってくれる人がいたら可能性は広がるのでは」
日本盲導犬協会は、改善してほしい場所を仙台市交通局に伝え、視覚障害者にも優しい環境づくりにつなげていきたいと話しています。