仙台市宮城野区の災害公営住宅でコミュニティーの形成に大きな役割を果たしているダーツ大会が、3日で100回目を迎えました。

 仙台市の市民団体、広瀬川倶楽部は震災の翌年から仮設住宅や災害公営住宅でダーツ大会を開催してきました。

 このうち宮城野区田子の災害公営住宅では、100回目となる大会が3日に開催されました。

 ダーツの的に向かって真剣な表情で矢を投げると、周りの人たちからは歓声や笑い声が上がっていました。

 参加者「明るく楽しく冗談言いながらやっていますね。いんじゃないですか」「入居当時は、ほとんど誰も知りませんでした。その中でみんなと溶け合うというのは、参加して色々皆さんとおしゃべりする、一番いいですね」

 震災後、慣れない災害公営住宅での暮らしが始まる中、ダーツ大会が住民同士の交流を生みコミュニティーの形成に重要な役割を果たしてきました。

 広瀬川倶楽部坂上満代表「人と人を結びつけるといいますかね、集まってダーツを通して大きい声で歓声上げたり大笑いしたり失敗を笑いあったりしながら、住民さん同士の潤滑油になっていると思うんですね。できる限り長く続けたいと思っています」