核兵器の保有や使用などを禁止した核兵器禁止条約の締約国会議が始まり、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協のメンバーが核兵器の廃絶を訴えました。
日本被団協事務局次長 濱住治郎さん 「原爆は本人の未来を奪い、家族も苦しめる悪魔の兵器です。被爆による悲劇を繰り返してはなりません」
核兵器禁止条約には現在、94の国と地域が署名しています。
ただ、ノーベル平和賞受賞に加えて原爆投下から80年の今年、核廃絶への前進を期待する声が上がる一方、アメリカの「核の傘」に頼る日本などは参加していません。
アメリカやロシアなどの核保有国も不参加です。
会議は5日間行われる予定で、どのように核廃絶への道筋を示せるかが焦点です。