脱炭素社会実現に向けた国際的な連合から金融機関の離脱が相次ぐなか、農林中央金庫もこの連合から離脱していたことが分かりました。
「NZBA(ネットゼロ・バンキング・アライアンス)」は、2050年までに温室効果ガスの排出ゼロを目指す国際的な金融機関の連合です。
農林中金は「総合的に判断した」との理由で、今月24日にNZBAから離脱したということです。
ただ、今後も企業として脱炭素の取り組みは継続していくとしています。
NZBAには国際的な金融機関が数多く参加していましたが、地球温暖化に懐疑的な第2次トランプ政権の誕生後はゴールドマンサックスなど世界的な金融機関の離脱が相次いでいます。
日本でも三井住友フィナンシャルグループや野村ホールディングス、三菱UFJフィナンシャルグループが相次いで離脱していました。
農林中金の離脱により、現在も参加を続けている日本の金融機関はみずほフィナンシャルグループと三井住友トラストグループの2社となっています。