日本郵政グループは今年6月に増田寛也社長が退任する人事を発表しました。本人から辞任の申し入れがあったということです。

 増田社長は2020年1月に就任し、5年以上にわたって社長を務めてきました。

 後任には日本郵便の根岸一行常務を充てるということです。

 次期経営計画を策定するにあたって経営体制も刷新し、若返りを図る考えだとしています。

 日本郵便も千田哲也社長が退任し、小池信也常務執行役員が後任に就きます。

 いずれの人事も今年6月の株主総会後に正式決定される予定です。

 日本郵政グループを巡っては、約1000万人分の顧客情報を不正に流用した事案や配達員の飲酒の有無などを確認する点呼を行っていなかったなどの法令違反を含む問題が次々と明らかになっています。