トランプ関税による世界的な大混乱から、大きく値を下げて始まった7日の日経平均株価。

 一時3000円近く急落して、1年半ぶりに3万1000円を割る場面もみられ、終値は先週末より2644円安い3万1136円で過去3番目の下げ幅となりました。

根津アジアキャピタルリミテッド 河北博光氏 「個人の投げ売りが出ていると思う。特に信用取引をしている個人投資家が株価の値下がりによって、その損失額に対して追加で保証金を入れなければならないことで、株の建玉を減らすことが必要になる。そういった売りも、さらに売りが売りを呼んだ」

 今後の相場については、「買われすぎか、売られすぎか」を判断するためのテクニカル指標「RSI」から日本株の「底入れ」が近いのではないかと分析しますが、まだ不安は残るといいます。

河北氏 「例えばRSIという指標でも、売られすぎといわれる30%を今、大きく下回っている状態にある。なので短期的には底を打つ可能性が高いが、日本企業の決算は4月下旬から2024年度の決算発表を本格化させるので、ここで示される2025年度の業績予想は業績下方修正の懸念もあるから、一段安の懸念も続く」

(「グッド!モーニング」2025年4月8日放送分より)