政府が放出した備蓄米のうちJA全農が落札した分が7日、宮城県の卸売業者の精米工場に届きました。早ければ来週にもスーパーなどの店頭に並ぶ予定です。

 7日午前、JA全農が落札した備蓄米が保管倉庫から大型トラックで届けられました。これから精米にかけられるということです。

 2024年、宮城県で収穫されたひとめぼれを中心に約40トンが玄米の状態で届き、精米にかけられていきました。

 卸売業者は備蓄米をブレンド米として出荷し、通常の卸値よりも5キロで数百円ほど安く販売する予定だということです。

 担当者は、今後は安い米も選択肢になる。今回の入荷で米不足と価格高騰が解消するきっかけになればと話していました。

 精米された備蓄米は、早ければ来週にもスーパーなどの販売店に出荷されます。

 この会社では6月まで備蓄米を入荷し、宮城県の小売店などに販売していくということです。