米中の貿易摩擦の影響でアメリカの航空機大手「ボーイング社」の機体が中国の航空会社に納入されず、アメリカに返却された問題について、中国商務省はボーイング社も被害者だと主張しました。
中国商務省は中国の航空会社に納入されるはずだった「ボーイング737MAX」3機がアメリカに戻ったという報道について「関連報道に注目している」として否定しませんでした。
さらに、アメリカの関税政策について「国際航空輸送市場を混乱させ、正常な貿易・投資活動を不可能にした」と批判し、「中国の関連航空会社とボーイング社は大きな被害を受けた」と主張しています。
そのうえで、アメリカに対して「企業の声に耳を傾け、予測可能な環境を整えるよう望む」と要請しています。