宮城県加美町で、室町時代から伝わる防火を祈願する伝統行事、火伏せの虎舞が披露されました。

 火伏せの虎舞は、加美町の中新田地区に650年以上前から続く防火を願うまつりで県の無形民俗文化財に指定されています。

 この地区では春先に強い風が吹き荒れ、火災に見舞われたことから、当時の領主が、虎の威を借りて風を鎮めようと奉納したのが始まりとされています。

 地元の小中学生が2人1組になって地区を回り、虎舞を披露しました。

 住民「一年でここの町が一番元気になれる時だね」

 そして一番の見せ場は、屋根の上での舞いです。

 虎舞を披露した中学1年生「数ヶ月かけて練習してきた虎舞を皆さんに披露できてうれしかったです」

 訪れた人「中高生の子たちが凄く頑張っているのが凄くかわいくて、凄くいいなと思って毎年見ている」

 訪れた観光客は勇壮な虎舞に大きな拍手を送っていました。