震災から11年が経ち、宮城県内ではハード面の復興はほぼ終わっています。

 村井知事は「被災者の心のケアなどソフト事業に力を注いでいく」と改めて決意を述べました。

 県内の被災自治体は、石巻市と東松島市を除き2022年は式典は開催せず、11の市と町は献花台の設置にとどめています。

 村井知事も11日は式典には出席せず、七ヶ浜町に設けられた献花台に花を手向け、犠牲者の冥福を祈りました。

 村井知事「ハード面は一部、2022年度までかかるものもありますけれども、ほぼ全て完了したと考えております。問題は、一人ひとり被災者の皆様の心の問題だと思っておりますので、被災者の皆様が復興が進んだ、完了したと思ってもらえるまでは復興期間だと思い、ハード整備に慢心することなくですね、ソフト事業にこれから力を注いでいきたいと思っております」