宮城県の登米市は、市内の医療機関が保管期限が過ぎた新型コロナワクチンを最大で6人、少なくとも4人に誤って接種したと発表しました。
登米市によりますと5月2日、登米市内の医療機関で16人に対しファイザー製のワクチンを接種しました。
冷凍から冷蔵に移したファイザー製ワクチンの保管期限は31日間ですが、2日の接種が終わった段階で医療機関が保管記録を確認したところ、使用した3本のうち1本の期限が4月29日までだったことが分かったということです。
ワクチン1本で6人の接種ができるため、16人のうち少なくとも4人、多いと6人が期限切れのワクチンを接種されたことになりますが、接種した人は特定できていません。 現時点で健康被害は確認されていないということです。
医療機関は「担当者が保管期限の確認を怠った」と話していて、登米市はワクチンの適正な管理の徹底を求めていくとしています。