海洋プラスチックごみを減らすため、廃棄される漁網を回収してリサイクルするプロジェクトが宮城県気仙沼市で始まりました。
漁網が絡まり身動きがとれくなったアザラシ。そして、ペンギンも。
使用済みの網や釣り糸は世界で年間100万トンも海に流出し、生物に深刻な影響を及ぼしています。
海洋プラスチックごみゼロを目指す気仙沼市は30日、環境保全団体と共同で廃棄される漁網を無償で回収してリサイクルするプロジェクトを開始すると発表しました。
気仙沼市菅原茂市長「気仙沼市、漁業者が主体的に動かなければいけないと思うので、それが加速されるという意味でのスタートは大きいと思う」
回収は、漁協を通じて秋ごろに開始する予定です。
漁業者にとっては、通常は費用の掛かる漁網の処理が無償で回収されるため、経済的メリットもあります。
回収された網はクーラボックスや買い物かごにリサイクルされるということです。